CP. Your New Favourite Band | : | 出世作はこのコンピレーションアルバム。1stと2ndから楽曲を集めた内容になっています。 |
2nd. Veni Vidi Vicious 3rd. Tyrannosaurus Hives |
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オリジナルアルバムで出世作を選ぶとなると、2ndになるでしょう。こちらは荒削りで無骨なサウンドが売り。 3rdは勢いはそのままに、その路線を発展させた、クオリティの非常に高い名盤です。基本的にはこれらがオススメ。 |
4th. The Black and White Album | : | 一番ポップなアルバムを選ぶとしたらこちら。ただしとっちらかっていて癖もあるので注意。 |
ハイヴスの1stアルバム。
彼ららしいメリハリのあるギターリフはまだ影を潜めている段階で、単純なギターストローク中心の、ほとんどパンクみたいな音楽性です。テンポも早い。 若くてエネルギーが有り余っているというような状態でしょうか。新人特有の勢いを感じるアルバム。 |
ハイヴスの2ndアルバム。
1stは本当にハチャメチャにギターをかき鳴らしている、という感じでしたが、 今回はそういう曲ばかりではないので、リズム隊が映えてきています。
特に、メリハリのよくついたギターリフが目立つような曲が増えてきており、それがヒットに繋がっていきます。
オリジナルアルバムで彼らの出世作を選ぶとすれば、このアルバムということになるのでしょう。 有効に小技を効かすなど、楽曲にも遊び心と余裕が垣間見れてきています。
4. Main Offender
またいいリフが聞ける。シングル曲にこういう曲を選んでいるのを見ると、2作目にして本人たちも特に意識してやってきているのだろう。
1分30秒あたりの短いブレイクなども小洒落ていて余裕を感じる。
6. Hate to Say I Told You So
有名曲。ハイヴスがヒットするきっかけとなった曲。
ごくごく単純なリフがどっしりとしたドラムに乗っかり、どんどん曲が進行していく。 ドラムのシンコーペーション(1分30秒あたり)やベースソロ(2分10秒あたり)など、小技も有効に活かした佳曲。 |
いよいよ凝った楽曲の多くなってきた、ハイヴスの3枚目。
今まで通りの勢いたっぷりの楽曲もありますが、 2つのギターが絡み合う2、ポップなサビの5、キャッチーなイントロの6など、なかなかバラエティ豊かな内容です。
作曲方面ではもうなかなか手慣れた所を見せていて、今振り返ればむしろ荒削りな所が売りといえる2ndと比べると、こちらはかなりの完成度を誇った内容になっています。どちらがより好みかは人それぞれでしょう。
一方、ペレのボーカルは圧巻の一言。ハイヴスのアルバムの中でも最大のテンションで歌い切ります。
2. Two-Timing Touch and Broken Bones
イントロ、Aメロの絡み合わさるような2つのギターリフが印象的。
一方、サビはスネアドラムと単純なギターストロークのみで構成されており、曲の展開にもメリハリがきいている。 |
ごった煮度合いが前作よりも色濃くなってきた、ハイヴスの4枚目。
アルバム全体としての長さも、前作までは30分未満と短かったのに対し、今作は50分近く。 もの凄い実験性・雑食性を見せ、よく理解できない曲もしばしば。(笑) 4や7などのオシャレな曲、ほぼラップの10、謎のインストゥルメンタル6など、やりたい放題。
今まで通りの楽曲もあり、ポップに決めた曲もあり。
創造性を重視し、とっちらかっても楽しければいい。全部詰め込んでしまえ。という思い切りを感じるアルバムです。 他のアルバムと比べると、一番ポップなのがこのアルバムかな。
2. Try It Again
2曲目にこれを持ってくるかという感じ。2つのギターが交互に、そして同時に鳴るイントロですぐやられる。
このように単純なリズムを強調する楽曲はハイヴスでは珍しい。クリスのドラムも映える。
7. Won't Be Long
ポップに振り切ったシングル曲。
イントロで右のギターがサビのフレーズをさり気なく奏でる所など、随所に見られる気の効いた演出に、むしろ違和感。(笑) Aメロではペレが低くてなかなか渋い声を聞かせている。なかなかの名曲。 |
ハイヴスの5枚目。色々とぶっ飛んだ4枚目と比べると、かなり落ち着いた内容になっています。
今までの総集編のような内容で、1stにも通じる疾走感をもった楽曲もあり。4thのように実験性の高い楽曲もあり。
比率としてはミドルテンポでどっしりとしたリズムの楽曲も増えており、円熟味が増したベテランらしい内容。
2や7、12などはお見事とか言い様がありません。 勿論、かといって勢いが後退しているわけではありません!威圧感たっぷりのハイヴスらしい作品といえるでしょう。
12. Midnight Shifter
どっしりとしたリズムに、威圧感たっぷりの、圧倒的なペレのボーカル。
それをサックスが飾り付けて、楽しい曲になっている。こういう曲で締める所に、ベテランの余裕が感じられる。 |