3rd. Orange : | 一番JSBXらしいアルバムを選べと言われれば、やはりこれになるでしょうか。出世作です。 しかし演奏・アレンジが自由すぎて人を選ぶかも。(笑) |
2nd. Extra Width : |
こちらは「Orange」の一つ前のアルバムですが、洗練されていて、ツボを抑えた強烈な演奏が特徴。 後に多彩な展開を見せるJSBXの原点と言えるでしょう。この2nd、そして3rdと聴いていくのがいいのかな。 |
4th. Now I Got Worry : |
「Wail」という分かりやすいキラーチューンもあるし、こちらもいいかもしれません。 ただ、全体の流れの緩急は激しく、アルバムとして聴きやすいかというと、微妙なところ。(笑) 2nd、3rd、4thと聴いていくと、いいのかもしれませんね。 |
この人たちの初期の作品はゴチャゴチャしていてよくわからないのですが、実質的なデビューアルバムとして、こちらをご紹介しておきます。
このCD自体も国によってバージョンが違い収録曲もかなり異なるとか。どうやら私が手にしたのはドイツ版のようです。
次作の「Extra Width」でJSBXの世界観は確立された(と私が思ってるだけですが)感がありますが、このアルバムはその過渡期にあるのでしょう。
かなり雑然としていて、もはや前衛的。少しキャプテン・ビーフハートっぽい雰囲気さえあります。 若々しい粗さがあり、パンキッシュなアルバムだとは思うのですが、ただのパンクにならないのは後のJSBX独自の精神性、世界観を示唆するものと言えるかもしれません。中でもジョンのボーカルは異彩を放っています。 |
逃げ場のない地下室にロックのパワーがほとばしって隅々まで充満していくような、そんな感覚に襲われる、JSBXの2nd。
後に実験性が増していくJSBXですが、その礎・原点ともいえるアルバムではないでしょうか。
かざらないアレンジ、しかしひねくれたソングライティング、そして圧倒的なパワーによる、渾然一体となった演奏。
それを示すように、ジャケットもいたってシンプル。 重いギターリフ、重いドラミングがズシンズシンと響いてきて心地よい、大好きなアルバムです。
6. Pant Leg
カウベルがコンコンコンコンコンコンコンコン狂ったように鳴り響く忙しない曲。
ジョンのボーカルも叫んだり何かを呟いたり忙しそうだ。 ブレイク(25秒、60秒近辺)した後にカウベルが1人寂しくコンコン鳴るのが個人的な笑いどころ。おかしな曲だ。(笑)
10. Inside the World of the Blues Explosion
ブラッシングでギターをカチャカチャ鳴らす部分と、ギターリフを聞かせる部分に分かれている。
ブラッシングを「しつこく」(笑)聞かせてから、若干の沈黙の後、爽快なギターリフがお目見え。一種のカタルシスを味わえる。 うーん、なんてくだらない曲だ。(笑) |
タイトルでお分かりの通り、2枚目「Extra Width」のおまけ的なEP。
基本的には同じ路線。というより、「Extra Width」からあぶれた曲たちなのでしょう。 あぶれただけであって、かなり壊れた、前衛的な楽曲も多く、1stの空気も感じますね。 それとも、アルバムに採用しなかったこともあり、まだ煮詰めていない状態の曲が多いからかな?
今では、さらにこのEPからもあぶれた曲もひっくるめ、「Extra Width」時代の曲が満載の2枚組CDが「Extra Width + Mo' Width」として発売されているので、是非そちらをオススメします。
飾り気のない時代のJSBXの、重い音の波を存分に堪能できますよ。 |
JSBXの3rd。この作品から、JSBXの妖しい実験が始まります。
今作も相変わらずパワフルな演奏ではあるのですが、
力量や熱量がダイレクトに響いてくるような、渾然一体となった演奏、ツボを抑えた控えめなアレンジの前作に比べ、 随分自由でやりたい放題やっているように感じられます。
演奏はパワフルでありつつも緩く、アレンジ面ではかなり攻めており、ストリングスやテルミンが活躍。
後半は熾烈を極め、もはや収拾がつかなくなっています。(笑)
地下室での妖しい実験は成功か失敗か?
混沌とし過ぎていて判断が難しいところですが、このアルバムは結果的にはJSBXの出世作。成功と言ってよいのでしょうか?(笑) 是非聴いて確かめて下さい。
今では、この時代の曲を中心としたRemix EP「Experimental Remixes」とセットになった2枚組CD「Orange + Experimental Remixes」が発売されているので、そちらのご購入をオススメします。
1. Bellbottoms
出だしから、明らかに浮ついてるストリングスが笑いを誘う。
一方、バンドの演奏の熱量は前作同様。このオープニングはかなり面食らうなあ。(笑) 彼らの妖しい実験で、一体このアルバムはどこへ向かうのか。とりあえず最後まで見届けましょう。 最後の「Bellbottoms」というコーラスも、我々を誘っているかのようです。
2. Ditch
2ndにも通じる、ギターリフ主体の楽曲ですが、2ndと比べると若干緩い演奏・ミックスが印象的。
やりたい放題やってやるぞ、という感じでしょうか。 ラッセルのドラムもちょっとヘロヘロな感じで、楽しんでる様子が伝わってきます。終盤はサックスも入ってきますしね。
4. Very Rare
ペラペラしたギターサウンドが印象的な小品。ラッセルの絶妙なドラミングも聞き所。
こういう小洒落たギターサウンドの小品は、後々になっても彼らの得意なレパートリー。彼らの作曲力の高さを改めて確認できますね。 時折オルガンが出てきてはギターとユニゾンするのがかわいらしい。
5. Sweat
力の抜けたシャッフル曲。だけど騒がしい。(笑) ラッセルのドラムもカタカタカタカタ忙しそうです。
同じくシャッフル曲の2ndの「History of Lies」と比較すると、今作と前作のスタンスの違いがよくわかるでしょう。 |
JSBXの4枚目。うーんどうですか。このシンプルながらもどことなく不穏なジャケット。
3や5などのダイナミックなロックサウンドが目立ちがちですが、通して聴くと、かなり不可解なアルバムです。(笑)
強烈なシャウトを聞かせる1で幕開けし、2もパンクですが、5からはやや古典的なロックンロール。
そして10からは勢いは若干鳴りを潜め、ギターサウンドを淡々と聴かせる楽曲が続きます。 15でダイナミックなサウンドに戻ってそのままエンディングかと思いきや、16はかなり実験的な楽曲。 一体なにがしたいんだろうか。(笑)
前作と比較すると、大半の楽曲でスタンダード・古典的なロックに回帰しつつあるという感じがします。
演奏も自由だった前作と比べると、かなりタイトになっています。
しかし実験性、攻めの姿勢は失われてはおらず、この相反する2つの要素が絡み合い、そういった意味ではかなり歪んだアルバムと言えるでしょう。
今では、10数曲ものこの時代のアウトテイクを含めたCDが発売され、そちらがオススメなのですが、聴いてみてビックリ。
クールでオシャレな曲、ダークで型破りな曲と、これまた本編とは違うタイプのクオリティの高い楽曲が、数多く収録されているのです。 不可解に見えるこの作品ですが、おそらく彼らの中には様々な、雑多なアイディアが数多くあって、それを元に思いつくままに録音した楽曲の中から、なんとか一つのアルバムとしてまとめあげたのがこの作品のようなのです。 うーん、いっそ全部収録してしまえばよかったんじゃないか、とまで思ってしまいます。(笑) そうするとちょっと長すぎるのかな。
彼らの中にある鮮烈な衝動が、先鋭化し色々な方向に発揮された、稀有なアルバム。
特に1から3までの流れは秀逸で、意図的なものを感じます。 そこまで聴いてしまったら最後、あとは彼らの不可解な世界観を堪能しましょう。(笑)
1. Skunk
うるせえ!!(笑) うるさく長いシャウトの後はペラペラしたサウンド。
聴き手の期待を煽る秀逸なオープニングで、パンク的なサウンドを予感させますが、 このアルバムはそう簡単にはいかないのです。(笑)
19. Yellow Eyes
うーんおかしな曲だ。ジョンのボーカルはキチガイじみており、後ろでコンガやギロが妖しく響いている。
JSBXのダークで型破りな世界観を上手く表現しているようで、好きな曲。
21. Buscemi
20と同じ。ギターリフのメロディ、音色が不気味。
1分10秒付近で突如リズミカルなワウギターが雪崩れ込んできてビックリ。この発想はどこからくるんだろうか。 おもしろそうな曲なのに、演奏の途中でフェードアウトしてしまう。未完成品なのかな。残念。 |
JSBXの5th。どうですか、「Acme(絶頂)」というタイトルに、この蛍光色で刺激的なジャケット。
これを見れば、今までの路線を発展させた、より破壊的でパワーあふれるロック・サウンドが聞ける、と誰もが思うでしょう? しかしそこは天邪鬼なJSBX、確かに大いに刺激的ではありますが、そう簡単にはいかないのです。(笑)
フタをあけて見ると、展開されるそのサウンドにはソウルフルでファンキーな魔法がかかっているではありませんか。
しかし、ただのソウルではおもしろくない。サンプリングやミキシングが大胆に効果的に用いられており、時にカオス。 そこは彼らの実験精神の現れです。
全体的には乾いた音、ミックスが印象的で、彼らの演奏力からするとストレートに録音すればそれなりに聴き応えのあるソウルなアルバムになると思うのですが、そうしないのは天邪鬼な彼らならではといったところでしょうか。
優しくてポップな楽曲でも、どこか異様な雰囲気が漂っているように感じられるのは、そういうところに原因があるのかな。 そして、随所に前作までのJSBXの要素も感じられます。そういった所を探すのもおもしろみの一つでしょう。 とはいえ、2などはオシャレすぎて呆気にとられますけどね。(笑)
タイトルといい、刺激的なジャケットといい、それに反した、今までのサウンドとはガラリと変わった突拍子もない作風といい。
天邪鬼な彼らの歪んだポップセンスが、思わぬ形で出現。経緯を含めて、人を喰ったようなアルバムですね。
8. Bernie
こちらもファンキーな楽曲だが、
リズムといい、ジュダのスライドギターといい、サザン・ロックを若干連想させる。
後半は例によって(笑)収拾が付かなくなり、JSBXらしい破壊的な世界観がよく表現されている。 |
「Acme」時代のアウトテイクを中心としたEPは、この「Acme Plus」を中心として「Ura-Acme」「Extra-Acme」など数々発売されており、
今では「Acme + Acme Plus」という2枚組のCDが発売され、アルバム本編含め、そちらでほぼコンプリートできます。
Amazonなどでは「Acme + Xtra Acme」といったタイトルになっているみたいですが、基本的には同じものです。
これまでにない作風で、なおかつ実験的な作品となった「Acme」には、複数のプロデューサーが起用されており、
同じ楽曲も一部複数人によって別々にプロデュースされています。そういったプロデュース違いの楽曲もまるごと収録されており、比較して楽しむことができます。
かなり「Acme」の制作過程は複雑だったであろうと予想されますから、そのアウトテイクというのはなかなか興味深いものですね。
試行錯誤しているのが感じられ、収録されている楽曲もバラエティ豊かです。
このアウトテイクを含めた2枚組CDそのものこそ、JSBXの世界観であると言えるような気がしないでもないですね。
以下の曲目は「Acme + Acme Plus」についてきたBonus Trackです。
Bonus Track (2枚目)
1. Wait a Minute
モービーがベーシストとプロデューサーとして参加している。
左から聞こえるクラビネットがかなりイカしていてかっこいい。1分40秒付近からの展開はJSBXにしては新鮮。好きな曲。 |
JSBXの6th。前作「Acme」で実験的な姿勢を見せつけ、世間を驚かせたJSBX。今回もやってくれました。(笑)
まず1曲目からビックリ!!!なんだこのストレートなロックンロールは。(笑)
ひねくれていて、実験精神にあふれていたJSBXはどこへやら。2曲目以降も、痛快なロックンロールを延々と聴かせてくれるではありませんか。
いやあこうなると、飛び道具的だった前作が、今作のための最高の演出に見えてくる。
それ以前も十二分にひねくれた音楽を聴かせてくれていた彼らですが、思わず「おまえら・・・どうした?」と言いたくなる。(笑)
まるで「小細工なんて必要ないんだ」と主張しているかのようですが、いやいや、いくらか反動があったとしても、前作があの「Acme」ですよ?自作自演なんじゃないの?(笑)
まあ意図はともかく、古典的なロックンロールを、彼らならではのパワフルな演奏で「ストレート」に「正面突破」していく様はまさに痛快の一言。聴いている側が戸惑っていようが、ねじ伏せられる他ありません。
この一番ストレートもストレートな作品が、音楽性の変遷からすると彼らの中では異色中の異色な作品であるとも言えるのは、なんともおもしろい。ある意味、一番「天邪鬼」な作品なのかもしれません。
日本版と欧米版では収録曲が若干異なりますが、日本版がオススメです。日本のみ発売のEP「Fang Plastique」を別途購入すれば、欧米版のみ収録の楽曲もコンプリートできます。以下は日本版収録の曲目です。
1. Sweet n Sour
今作のキラーチューン。どうですか、曲といい、アレンジといい、歌詞といい、いちいちストレートで笑うでしょ?(笑)
一番笑えるのは45秒、1分12秒付近などでブレイクした後に、ラッセルがバスドラムとスネアドラムで得意げにアクセントを付けるところ。 「Orange」や「Acme」をリリースしたバンドとは思えない。(笑) これが本当にJSBXなのか?と思わず狐につままれたような気分になるほどストレートで痛快な佳曲です。 |
日本限定のEP。日本版の「Plastic Fang」と合わせれば、「Plastic Fang」時代の曲はほぼコンプリート可能。
もちろん同じ路線の楽曲が並んでいますが、こちらはゆったりとした曲調の曲が多いですね。 |
「ブルース・エクスプロージョン」名義で発売された、JSBXの7枚目。名義は後にまた元に戻っています。
前作で古典的なロックンロールをストレートに、そのままに見せつけたJSBXですが、この作品ではその路線をある程度ベースにしつつも、
ヒップホップなどの現代的な手法を大胆に使い、上手く自身を演出しています。
なんというか、この作品になって、やっと自我を獲得したというか。(笑) 今までの、衝動に忠実な闇雲な感じではなく、ナルシズムが見え隠れする感じ。
ヒップホップを含めた様々な音楽の要素を駆使して、メリハリのあるダイナミックな演出で、スタイリッシュなJSBXを表現。
そして音はなんというか、硬い感じがする。ヒップホップの、打ち込み的なものの影響なのかはわからないですが、
タイトで硬質的な音世界を構築していますね。
聴き手に対する見せ方を強く意識しているのが感じられる、スタイリッシュなアルバム。
ただ例によって演出過剰で節操のないところがあり、そこがまたおもしろいところかな。(笑)
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8年の充電期間を経て発売された、JSBXの8枚目。
この復活作では、彼らのルーツであるガレージ・ロックに大きく接近。
6th「Plastic Fang」は古典的ロックンロールでしたが、もっと初期衝動を大切にして、音・演奏が荒い感じでしょうか。8年ぶりの復活としては、文句なしの采配でしょう!
演奏はタイトかつパワフルで、隙のない感じ。ガレージ・ロック的な非常に荒いアプローチだけど、一切隙のないタイトな演奏を聴かせているのは、ちょっと斬新かもしれない。意図したものなのだろうか。
そして音は現代では有り得ないほど大きく歪んでいて、思わず苦笑。 いちいち彼らは極端なんだよなあ。(笑) でもそこが彼らの愛らしいところでもあるし、なにより演奏にバッチリ合っている。 ジョンのボーカルもテンションMAXで、その音に負けていませんよ!!
2,4,7など、ところどころに遊びもあって、今後の活動の展開にも大きく期待させる佳作です。
1. Black Mold
曲といい、演奏といい、アレンジといい、ミキシングといい、まさに正しくガレージ・ロック!!(笑)
復活して名前も戻して、まずは小手調べといったところでしょうか。パワフルなオープニングで聴き手の期待を煽ります。
2. Bag of Bones
3rd「Orange」を彷彿とさせる、小気味よいギターリフと自由なジョンのボーカル。
ただし演奏はタイトで、大きな縦ノリのリズムが印象的。ラッセルのパワフルなドラミングが光ります。 |
前作ではガレージ・ロックで華々しく復活したJSBXの、注目の9枚目。
混沌としたアルバムタイトルに、混沌としたジャケット。それが象徴するように、やはり一筋縄ではいかない作品となっています。
全体としては、とても乾いた音作りが大変印象的。
そしてジュダは動き回る忙しないギター、ラッセルはグルーヴィーでタイトなドラムを聴かせ、それをバックにジョンのほぼ語り口調のボーカルが炸裂しています。
そして注目なのが天才的・変態的なソングライティング。今まで通り展開がダイナミック過ぎてこちらが呆気にとられてしまうような曲もありますが、
特に2など、多彩で変態的な展開を実は効かせているのに、聴き手に滑りこむように馴染んでくるような、そんなスマートな曲が多数あるのが特徴。 妖しげな雰囲気に呑まれている間に、彼らの世界観に取り込まれてしまいます。 ジュダの歯切れがよく、それでいて的確なギターもそうですが、よく聴けばとても緻密で意図的な物を感じます。
前作が比較的ストレートなモノだっただけに、今作は自由な、アグレッシブな物が来るんだろうな、という気がしてはいたんですが、
そこはやはりJSBX、一筋縄ではいきませんね。(笑)
いろいろなジャンルの要素も取り込んでいて、こんなにおかしなアルバムなのに、不思議ととっちらかった印象はない。乾いた音作りが一貫しているところにもその意図はなんとなく感じられるのですが、いやはや、お手上げです。(笑)
2. Wax Dummy
イントロから、アクセルをゆっくり踏み込んでいくような、突き進むようなリズムが印象的。
その後、グルーヴィーなラッセルの乾いたドラムと、キュイーンとした高音のギターが響き、ジョン独特の語り調ボーカルが続く。 その後も曲は怒涛のように展開していく。展開の繋ぎ目が滑らかすぎて全く違和感がないが、かなりおかしな曲。 JSBXの天才的、変態的なソングライティングと、それを支える演奏力を堪能できます。
4. Betty vs. the NYPD
ポップな本作のリードトラック。うーん、圧巻。力の抜けた、ベテランらしいツボを抑えた演奏を聴かせてくれる。
一番笑えるのは、1分10秒付近から始まるギターソロ。ふはは、ちょっと気取りすぎなんじゃないの?(笑) 2分足らずであっけなく曲が終わってしまうのもなかなかニクい演出。うん、もう狙ってやってますねこれは。(笑)
11. Bellevue Baby
ソウルでファンキーな曲だが、完全に自分の物にしている。まるで昔からこういう曲を演奏してきた人たちみたい。(笑)
乾いて歯切れのよいジュダのギター、グルーヴィーなラッセルのドラム。ジョンのボーカルも、よくハマっている。 2分10秒付近からはジョンのギターソロ、その後多彩な展開を見せてダメ押し。ベテランの経験が活かされた名曲。
13. Cooking for Television
前曲で熱い(笑)掛け合いを見せて盛り上げてから、こんな曲でクールダウンしてアルバムは終了。
この肩透かし感も、JSBXならでは。 曲の中盤にはギターソロなど申し訳程度の盛り上がりを見せつつ、最後の最後はジョンのラップ調のボーカルでスタイリッシュに締める。 ちょっと憎たらしいほどカッコいいエンディングだ。(笑) |